欠陥レス造形から世界展開へ
JAMPTの挑戦に期待して
特に、造形技術の実力が年々向上していることは明らかです。創業当初から取り組んできたレーザー方式(L-PBF)や電子ビーム方式(EB-PBF)の技術は、試作レベルから実用・産業応用の段階へと確実に深化し、製品の信頼性・再現性を担保する基盤が整いつつあります。近年の研究開発成果や学会発表、さらには産業界との共同研究からも、JAMPTが培った技術は高い評価を受けており、日本におけるAM技術の先導的役割を果たしていることがうかがえます。さらに今後のトレンドは、高品質(ガス欠陥レス)粉末から出発する、欠陥レス造形とAIを駆使したプロセス最適化であり、この新たな潮流をいち早く捉えて実装してきたのがJAMPTです。JAMPTはこうしたトレンドを先導する企業として、確かな実績を積み重ねており、その挑戦に大きな期待を寄せています。
また、JAMPTの大きな強みの一つは「人材育成」にあります。若手技術者が着実に育ち、独自の経験と知識を積み重ねながら新たな挑戦に取り組む姿は、まさに日本の製造業の将来を担う人材の姿そのものです。地域に根ざした企業として、東北大学や地域研究機関との連携を通じて若手人材が育成されていることは、地域の産業基盤を強化するだけでなく、東北地方の活性化にも大きく寄与しています。これは「ものづくり立国・日本」を支える極めて重要な役割を果たしているといえるでしょう。
さらに注目すべきは、JAMPTが培ってきた技術と知見を地域にとどめるのではなく、全国そして世界へと広げていく可能性です。これまでに築き上げた高い技術力と品質保証の仕組みは、航空宇宙や医療分野をはじめとする世界市場で十分に通用するものであり、今後は日本発の金属積層造形のリーディングカンパニーとして、国際舞台での活躍が期待されます。特に、サステナブル社会の実現に向け、材料利用効率の最大化や製造プロセスにおける環境負荷低減を実現するAM技術は、世界が直面する課題解決に資する「次世代型ものづくり」として高いポテンシャルを持っています。その実装を先導できるのが、まさにJAMPTであると考えます。
私は、JAMPTがこれからも積層造形技術の限界を切り拓き、国内外の製造業の発展に貢献していくことを大いに期待しています。同時に、地域に根差した活動をさらに深化させ、東北地方から全国、そして世界へと羽ばたく企業へと成長していく姿を強く願っています。その過程で、若い人材がグローバルに活躍できる機会を創出し、日本のものづくり産業全体を牽引する存在になることでしょう。
創業以来の歩みを振り返れば、JAMPTはすでに「日本のAMを牽引する存在」として確固たる地位を築きつつあります。これからの時代に求められるのは、さらに一歩先を見据えた挑戦と、社会に新しい価値を提供する姿勢です。高品質粉末の利用、欠陥レス造形の追求、AIを活用したプロセス最適化など、これまでの成果を土台にした次なるブレークスルーが必ずや実現できると確信しています。とりわけ、世界市場での競争は激化しており、日本企業が国際競争力を維持・強化するには、革新的技術で優位性を築くことが不可欠です。JAMPTが積み重ねてきた成果は、その基盤を形作るものであり、今後さらに世界に向けて技術と人材を発信し、グローバルな製造業の未来を切り拓くことを強く期待しています。
持続可能で競争力のあるものづくりの新時代において、JAMPTが果たす役割はますます重要性を増しています。地域社会から全国、そして世界へと羽ばたく企業として、これからも革新的な研究開発と人材育成に挑戦し続けることを強く期待いたします。